今回は『掛け軸の買取』として、”掛け軸に詳しくない人向け” に
高価な掛け軸かそうでないかを見分けるポイント
について、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。
【掛け軸の買取】高価な品を見分けるポイント3選!
【掛け軸の買取】高価な品を見分けるポイント
まず第一に見るべきポイントは
掛け軸が入っている【入れ物(箱)】
です。
高価な掛け軸は
二重箱
に入っていることが多く、その上で
桐の箱
がほとんどです。(漆が塗ってあるとより高価な掛け軸である確率が高い)
続いて、箱の
表面に【題名】が書いてあるか
裏面に【作者の銘】【署名】【落款(らっかん)】
が記されているかが重要です。
ここまででもし「桐の箱に入っていて、しかも作者銘などの印がある」とすれば、それは骨董として価値の高い掛け軸か、または悪質な贋物(にせもの)である可能性が高いため、【掛け軸を専門としている鑑定士のいる骨董品屋・買取専門店】などに迷わずもっていき、きちんと査定してもらうことを強くおススメします。
次に掛け軸を見るべきポイントとして
表具
が挙げられます。
表具は掛け軸でいうところの表装にあたり、分かりやすく言えば作者が書いた作品(本紙)以外の部分(筋・柱・天地といった裂地など)です。
その表具素材が
【袈裟】【絹布】【高級和紙】
など、素人目で見ても明らかに表具屋さんが張り切ってこしらえたと感じられる表装であれば、高価な掛け軸である可能性は一気に高まるでしょう。
加えて
掛軸を巻く時に芯になる【軸棒】の素材
も確認してください。
基本的には
木が使われていることがほとんど
ですが、作品に特徴を持たせるために
【陶器】【ガラス】【象牙】
などが使用されていることがあります。
ほかにも、表木や中縁、風袋の仕立て、作者ごとの特徴など掛け軸の価値を左右しうる要素は数多ありますが、実際には掛け軸よりも軸棒そのものにも価値が出る場合すらあるなど、鑑定書のない掛け軸に関しては素人目では判断がつけにくいケースが多々あるため、迷ったら【掛け軸を専門】としている鑑定士の方にきちんと見ていただくことを強くおススメいたします。
以上、『掛け軸の高価な品を見分けるポイント』について簡単にまとめました。
最後までお読みいただきありがとうございました。